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2012年 02月 16日

スティーブ・ジョブズ I・IIを読み終えて

スティーブ・ジョブズがいなくなって、世の中が良くなるスピードが少し遅くなると思う。

自分のAppleの製品歴はiPod 3Gから使い始めてMDを必要としなくなって、
携帯をiPhoneにして、とても便利になって手放せなくなって、今ではPCを起動する機会が全く減ってしまった。

多分普通の人よりApple使用頻度は低いかもしれないけど、生活スタイルが変わったのは確かで。

ジョブズは顧客が望むモノを提供するのではなく、
顧客が今後何を望むようになるのかを顧客本人よりも早くつかむのを仕事としていたそう。

ユーザーの体験全体に責任を持ちたいため、他者にライセンスせず、統合アプローチで製品を作り上げた。

素晴らしい製品を作り上げるために必要な技術はエンジニアが無理だと思っても、
現実歪曲フィールドを発動してその気にさせて、実際に不可能を可能にさせた。

おかげで世の中の人はAppleによって便利な世の中を過ごせているし、
それに負けじと他メーカーの製品も発売されている。

本を読むまでジョブズについてはただプレゼンがうまい偉い人って印象しかなかったけど、
本を読んでとにかく「めちゃくちゃな人」だったことが分かった。
人を他人の身になって考えるスキルは持ち合わせていなかったらしいし、
他にもたくさん変わったところはあった。

しかし、それがジョブズのリーダーになるべき資質だと思ったし、なかなか真似できないところだと思った。


自分の話を少しすると…昔はあるメーカーの設計担当だったのでちと振り返ってみる。
情けない話になりそうだけど。

まあ自分はどちらかというと、技術云々より製品自体に重きを置いていて。
そもそも就職活動中はある製品に携わりたいということで就職先を決めた。
配属も希望通りになり、楽しんで仕事できた。
ただ、自分に技術がないのは分かっていたし、何かを産み出す力も乏しかった。

それだけでも、何かを作りたいって気持ちがあれば良かったけど、
ユーザーが何を求めているのか、どういう製品を作れば喜ばれるか(結局のところは売れるか)
分からなくなってしまっていた。
自分はそこまで考える必要はなかったけど、それこそ上の人や営業、企画の人が考えることだから。
けど、将来そういう立場に立ったときのことを考えてしまう。
その時は、もうその業界自体難しいと思ってしまった。
WEBや雑誌に載せてもらえるような製品に携わっておきながら。。

会社にも今思えば技術的にジョブズのような厳しい人がいた。
出来る人には要求が厳しく、なぜそこまで…と思ったけど、技術革新を可能にするには
必要なんだ、むしろこれこそがリーダーだったんだと思った。
なかなか期待に応えられている人は少なかったけど、その期待に応えられる人が
沢山いればいるほど、より良い製品が作れる。
ただ、それは顧客が今後求める製品かどうかはまた別だけど、
その理系と文系の間にいたのがスティーブ・ジョブズでエンジニアであり、アーティストだったんだと思う。

Appleのような会社があるから、自分はもういいやと思ったこともあった。
自分でバンドやってても、このアーティストがいるから、自分の言いたいことは唄ってくれるからいいや、と思ったことがある。(ただのコピーバンドだったんだけど)

そんなことで物事を辞めてたら何も出来なくなってしまうんだけど。

だからもうほんと、何か生み出せなくても、好きなことをやればいいと思う。

今日は一度観てみたいバンドが平日に名古屋でライブをやるから、
仕事中は予定の立たない自分は、こんな普通の人ならありえない理由で有給休暇を取得して、
本を読んで、ブログを書いて、飯食って、髪切りに行って、ライブを楽しむ予定だ。



by adachicken | 2012-02-16 12:17 | 休日


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